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日本語の作文技術(本多勝一)感想

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みなさんこんにちは。

てっかまきです。

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⇒日本語の作文技術(本多勝一)

こんな本を読みまして。

あのね2chでね、「文章が上手くなるにはどうしたらいいか」みたいなスレがあったんですよ。

そこでこの本が必読とまで言われててね。小説書く参考になるかと思って読んでみました。

そしたら最初の1ページの1行目でこんな文言が。

ここで作文を考える場合、対象とする文章はあくまで実用的なものであって、文学的なものは扱わないことを前提としたい。

いや、いきなり小説関係なくなっちゃったよ!

「これは失敗した」と思った。でもまあ、買ったんだし一応読んでみましたよ。

感想をひとことで言うと、「書かれていることは基本的なことで、特に目新しい物はない」ということ。

例えば、この本では、

私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。

この分を悪文として紹介しています。確かにわけわからんですね。

しかし、これは修飾語を入れ替えるだけでこのようにわかりやすくなるのです。

鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った。

だいぶわかりやすくなりました。上と下の文章の何が違うのかわかりますか?

下の文章はね、主語と修飾語が近いんですよ。

「私は、なんたらかんたらなんたらかんたら、と思った。」より「なんたらかんたらなんたらかんたら、と私は思った」のほうがわかりやすい。

このテクニックは私は普段から使ってるんですが、意外と使ってない人が多いのかね。小学校で習う「主語、修飾語、述語」という順番が抜けきってない人は使ってないかもね。

もう1つこの本に書いてるテクニックを紹介します。

それはテンの打ち方。かなり重要な技術ですね。

その中の1つのテクニックをご紹介しましょう。それは「長い修飾語が複数あるとき、それぞれの修飾語の後に点を打つ」というものです。

例えば、

ドラクエ10ではダクキン4の倒し方を知ってるガチ勢も初心者もみんな楽しく遊んでいる。

この文のどこがおかしいかおわかりだろうか。

ドラクエ10をやってる人ならわかるでしょうが、「ダクキン4の倒し方を知っている」という修飾語は、「ガチ勢」にかかる。ダクキンは現状いちばんむずかしいコンテンツだからだ。

ところがドラクエ10を知らない人が読むと、「ダクキン4の倒し方を知っている」という修飾語が「ガチ勢も初心者も」にかかってると読んでしまう可能性がある。

初心者もダクキンの倒し方を知っていると勘違いしてしまう可能性があるのだ。

これをどう直せばよいか。

ドラクエ10では、ダクキン4の倒し方を知ってるガチ勢も、まだ何も知らない初心者も、みんな楽しく遊んでいる。

このようにする。

テンだけでも意味を明確にできないわけではないが、それでもまだリズムが悪いので「まだ何も知らない」という修飾語を付け足した。

とまあ、こんな感じのテクニックが全編にわたって書いているのですわ。

でも私からすれば全部知ってることで、特に新発見は無かったです。

ただ、この本を1つ褒めたいのは「リズム」に言及している点。

文章はなんといってもリズムです。リズムとは文体であり、独自の文体を持つことが字書きの条件と言ってもいい。

上記のテクニックは全て原則であり、リズムや文体のためなら多少崩してもいいんですよ。

それをちゃんと書いているのが好印象でした。

まあ、そんな感じですかね。目新しさは無いと書きましたが、役に立たない本というわけではないです。基本を学び直すにはうってつけの本ですね。

国語が苦手だった人で、文章を書きたい人は読んでみるとよいでしょう。

また、字書きの人でも、1冊手元に置いておいてもいいかもしれません。

というわけで、「日本語の作文技術」感想でした。

ではでは。

See You!